フォレスト歯科クリニック

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あなたの前歯、噛んでいますか!?(Part1)

  • 2022.01.02
  • #豆知識
皆さん、こんにちは!
年始ということで今回は2日連続投稿になります♫笑

(しかも、題名に Part1 と入っているということは・・・。はい、明日もあるんです笑)

今日のテーマは・・・

『あなたの前歯、噛んでいますか!?』

でお送りいたします!✨

「え?どういうこと?」と思われた方・・・

まずは、下の写真のように、上の前歯と下の前歯が噛んでいるか、確認してくださいね♪

 
(正常なかみ合わせは上の写真のように、上の前歯が下の前歯を2〜3mm覆っている状態といわれています)

で。本題の「前歯が噛んでいるかどうか」という話。

一番簡単な例えで言うと、

「去年、年越し蕎麦を前歯で噛み切れたかどうか?」

蕎麦食べてないよー、という方は、

「普段、ラーメンやパスタなどの麺類や、お肉など繊維質の物を噛み切る時に前歯を使っているかどうか?」

イメージつきましたか?😁

もし、
「あれ?前歯噛んでないやん!」
と思った方、要注意です!!

もしかすると、あなたは「開咬」という状態かもしれません!

これが何を意味しているかといいますと。
歯にも、かみ合わせ全体にも、顎にも、すごーく負担をかけているんです・・・

最初に書いたような、「噛み切る」という動作でも非常に重要な役割をもっている前歯ですが、

実は、顎を動かす時にとても重要な役割を果たしています💡
正常なかみ合わせですと、顎を動かすという動きをするとき、まずはじめに、「前歯」が支点になって顎が前に動いたり、横に動いたりします。
この時、前歯が当たっていないかみ合わせだと、「奥歯」にとても負担がかかりやすい状態になっているわけなんですね。
(本来であれば、顎を前方や横方向に動かす時には、奥歯が離れていくのが理想のかみ合わせと言われています。)

つまり、奥歯にずーっと負担がかかりっぱなしになってしまうため、奥歯の噛む面がすり減りやすくなったり、奥歯の根を支えている骨が溶けやすくなったり(いわゆる歯周病が進行しやすい状態)、と色んなところにダメージがいく訳です💦
(奥歯に常に負担がかかるため、知覚過敏の症状も出やすいと言われています。)

さらに、歯や骨だけでなく、このかみ合わせは顎にもとても負担をかけます。
皆さんの上の前歯の裏側は奥歯と違って、ボコボコしておらず、なだらかな斜面になっていると思います。
この上の前歯の裏側の斜面を下の前歯がスムーズに滑っていくことで、顎の関節を守っているんです👍

顎に負担をかけるということは、顎関節症になってしまう可能性があるということ・・・
もし、すでにお口を開ける時に、顎に痛みがあったり、パキッという音やジャリジャリという音が鳴ったりしている方は要注意です‼️😱

顎関節症は頭痛や肩こりなど、全身にも影響してきますので・・・💦💦

もし、ここまで書いた内容に心当たりのある方、一旦、歯医者さんでかみ合わせをみてもらうことをオススメします💁‍♀️

当院では、初診時に私がお口の中を拝見した際に、「開咬」という状態になっている時は、必ず患者様に現状と今後のリスクをご説明しています。

※ちなみに車が好きな方には、車に例えて説明することもあります笑
「前歯=ハンドル」なので、「前歯が噛んでいない=ハンドル無しで走っている」のと同じ状態。
つまり、車としては超不安定な危険な状態です笑


という訳で、本日は「前歯のかみ合わせ」について、お話させていただきました🦷
前歯の重要性、おわかりいただけたでしょうか??
今日は、ご自分のかみ合わせについて確認していただくような内容でしたが、明日は Part2 として、「お子様の前歯のかみ合わせ」についてお伝えしていきますね!👦✨

Writerこの記事を書いたメンバー