フォレスト歯科クリニック

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ダイレクトボンディングとむし歯治療についてお伝えしたいこと

  • 2024.05.26
  • #ブログ
こんにちは☀️
院長の森岡です🦷
本日は、むし歯治療の一つでもある、ダイレクトボンディングについての紹介と、私から、むし歯の治療について、皆さんにお伝えしたいことを書かせていただきます😌

ダイレクトボンディングはいわゆる、「詰め物」による治療になりますが、その詰め物の治療にも種類がありまして、今回は自由診療で行われる「詰め物」の治療についてです👍

【むし歯の治療(詰め物による治療)】
<ダイレクトボンディング>
・治療期間:1日
・治療費用:¥27,500-

◯メリット
・1日で治療が終了
・歯を削る範囲を少なくできる
・保険診療で使う詰め物と比較して、審美性&強度&耐久性が高い

△デメリット
(プラスチックなので)
・長期的にみた時に、変色や寸法変化によるトラブル(脱離、二次う蝕)が起こりやすい
・強い力が加わると欠けることがある

※保険診療による治療も可能です。

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一見、なんともなさそうな歯ですが、レントゲンを撮ってみると・・・

以前、むし歯を詰め物で治療をしてもらったと思われる場所の下の部分でむし歯が広がっています😨

そのため、今回は、ラバーダム防湿&マイクロスコープを用いて再治療をさせていただきました。


 

詰め物を外してみると、中ではやっぱりむし歯が広がっていました💦

 

健康な部分を削らないように丁寧にむし歯を除去して・・・

 

また再治療になるまでの期間を少しでも先延ばしにできるよう、詰め物の接着力を上げる処理をして・・・、

 

削った穴にプラスチックの詰め物を詰めて治療終了です!

 

実際のお口の中ではこんな感じになっています。

保険診療でも、同様の詰め物の治療が可能ですが、この自由診療で使用できる詰め物のメリットでもある、審美性(見た目)の高さにより、治療した部分がわかりにくく、かつ機能的な形態もしっかり回復することができました。

自由診療で使用できる詰め物のメリットとしては、最初にも記載してはありますが、

◯審美性が高い(見た目の良さ)
◯強度が高い(天然歯やセラミック、金属などには劣りますが、保険診療で使用する詰め物と比較して、強度は高くなっています)
◯耐久性が高い(もちろんプラスチックなので、保険診療で使用する材料と同様に、温度変化や吸水による寸法変化は起こりますし、その性質による経年的な色調変化や脱離、隙間からのむし歯再発リスクはあります。ですが、その寸法変化を可能な限り少なくしているので、結果として、トラブル発生のリスクを下げることができます。また、表面も保険診療の材料と比較して艶が出やすく、ツルツルしているので、プラーク(歯垢)も保険のものと比較して付着しにくい、といった特徴があります)

といった、ものが挙げられます。

むし歯の治療といっても、様々な方法がありますので、治療方法について気になることがあれば、お気軽にご相談ください👍

そして、何よりお伝えしたいことは、

・むし歯治療はあくまで「修理」であって、完全に「治癒」した訳ではないこと(つまり、治っている訳ではない)
・修理したところからは、また、むし歯になる可能性があること(家でも道具でも、壊れるときは、つぎはぎの部分だったり、一度修理したところから壊れます)
・修理したところは、定期的なチェックが必要なこと(このケースのように、知らぬ間にむし歯が内部で進行しているということはよくあります)
・修理したところを長持ちさせるポイントは、毎日のセルフケアと歯科医院での定期的なメインテナンス

です💡

「治療してもらったからもう大丈夫!」と思わず、治療をしてもらったからこそ、その歯を長持ちさせるために、定期的に歯医者さんでメインテナンスをしてもらいましょう‼️

結論。

歯の治療はやらないに越したことはない。
ぜひ、治療ではなく、予防のために歯医者さんを使ってくださいね🦷✨
 

Writerこの記事を書いたメンバー