どうして3ヶ月に1回、歯医者に来てね、と言われるのか❓
- 2022.02.01
- #豆知識
2022年、もう1ヶ月が終わり、2月に突入!
もう雪かきはしたくないので、早く春が来て欲しいと思う、今日この頃です(笑)
では、今日のテーマ‼️
「どうして3ヶ月に1回、歯医者に来てね、と言われるのか❓」
についてです。
歯医者での治療が終わって、いわゆる定期検診やメインテナンスとよばれる処置になると、「次は、3ヶ月後に」という言葉、よく聞きませんか?
これ、別に「歯医者が患者さんに来てもらってお金を稼ぎたいから」ではないんですよ‼️笑
患者さんに定期的に来ていただく理由として、「今のお口の健康状態を長期的に維持していただく」という「目的」があります。
以下、詳しくお話していくにあたって、そもそもの言葉の定義として、当院では、
◯定期検診・・・定期的に悪いところがないかチェックすること
◯メインテナンス・・・現在の健康状態を保つためにお口のケアを行うこと
と明確に区分しております。
なので、当院では、治療終了後、定期的な通院になる患者様へ「定期検診」ではなく、『「メインテナンス」にいらしてくださいね。』とお声がけしています。
では、なぜ、定期的に通院しなければならないのか?
普段の歯磨きを頑張っていれば、行く必要はないのでは?と思われる方もいると思います。
答えはとてもシンプルで、
「そもそも歯医者でのメインテナンスで重点的にケアを行っている部分は、自宅でケアしている部分と違う」
からです。
ピンと来ない方もいると思いますので、下の図をご覧ください💡
もう雪かきはしたくないので、早く春が来て欲しいと思う、今日この頃です(笑)
では、今日のテーマ‼️
「どうして3ヶ月に1回、歯医者に来てね、と言われるのか❓」
についてです。
歯医者での治療が終わって、いわゆる定期検診やメインテナンスとよばれる処置になると、「次は、3ヶ月後に」という言葉、よく聞きませんか?
これ、別に「歯医者が患者さんに来てもらってお金を稼ぎたいから」ではないんですよ‼️笑
患者さんに定期的に来ていただく理由として、「今のお口の健康状態を長期的に維持していただく」という「目的」があります。
以下、詳しくお話していくにあたって、そもそもの言葉の定義として、当院では、
◯定期検診・・・定期的に悪いところがないかチェックすること
◯メインテナンス・・・現在の健康状態を保つためにお口のケアを行うこと
と明確に区分しております。
なので、当院では、治療終了後、定期的な通院になる患者様へ「定期検診」ではなく、『「メインテナンス」にいらしてくださいね。』とお声がけしています。
では、なぜ、定期的に通院しなければならないのか?
普段の歯磨きを頑張っていれば、行く必要はないのでは?と思われる方もいると思います。
答えはとてもシンプルで、
「そもそも歯医者でのメインテナンスで重点的にケアを行っている部分は、自宅でケアしている部分と違う」
からです。
ピンと来ない方もいると思いますので、下の図をご覧ください💡

歯医者で歯ぐきの検査をしてもらったことがある方はご存知かと思いますが、歯と歯ぐきの境目の部分には、「歯肉溝」と呼ばれる隙間があります。
この歯肉溝が病的にどんどん深くなっていくことが、いわゆる「歯周病」です。
(歯周病ではない健康な方でも2〜3mmほどはあります)
で、この歯肉溝の中、皆さん、意識して磨いたことありますか?
たぶん、ない方がほとんどだと思います(笑)
ちなみに、院長の私もここは磨いていません(笑)
この部分は、とても組織がデリケートな部分ですので、不用意に歯ブラシの毛先で磨こうとすると、かえって歯ぐきを傷つけ、それが、歯肉退縮(歯ぐきが下がってしまうこと)や知覚過敏を引き起こしてしまう可能性があります😱
(ご自分の歯ブラシを見て、その毛先を2〜3mm入れると想像したら、結構痛そうじゃないですか?笑)
すなわち!
ここのケアは専門家に任せるべきゾーンと言えます!
わかりやすく書くと以下のようになります👇

このように、
・お口の中で見えている部分はご自宅での「セルフケア」
・見えない部分は歯医者での「プロケア」
としっかり役割分担をすることが重要と言えます。
なので、歯医者さんでの「3ヶ月に1回、来てくださいね。」は「定期的にプロケアゾーンのメインテナンスをさせてくださいね」という言葉に言い換えることができると思います💡
また、ほとんど方が、3ヶ月に1回という期間が基準になってくる訳ですが、これにも理由がありまして、

上の図を見ていただくと分かる通り、歯医者に来ていただいて、プロが口腔ケアをして最高にキレイな状態、かつ、セルフケアも十分にできる状態になったとします(プラークコントロール100%の状態)。
しかし、その後、どんなに自宅でのセルフケアを頑張ったとしても、先ほどお話したプロケアゾーンを全てキレイにすることはほぼ不可能に近く、また、歯並びの悪い部分や過去に歯周病が進行して歯肉溝が深くなってしまっている部分、治療した歯の材料と自分の歯の境界部分など、そういった所にはお口の中の細菌がどんどん溜まっていきます💦(この細菌が集まってできた塊を「バイオフィルム」と言います👿)
その溜まってしまったバイオフィルムを定期的なメインテナンスで除去して、健康な状態を維持できるのがだいたい3ヶ月と言われています。
ただ、これも個人差がありまして、一概に全員が3ヶ月で良い訳ではありません🌀
その人に応じて、虫歯や歯周病のリスクの程度や、過去の病気の進行度や治療歴が違います。
そのため、当院では、患者さんの状態に応じて、1ヶ月〜半年の間隔でメインテナンスに来ていただいております。
(たまに1年に1回でも良いなと思う方もいらっしゃいますが、非常に稀です笑)
もちろん、ずっとその間隔ではなくて、患者さんのちょっとしたお口の変化などで通院間隔を短くしていただいたり、状態が安定していれば間隔を開けることもあります。
なんとなく、お分かりいただけたでしょうか?
美容院に定期的に行って髪や頭皮のケアをするように、歯も定期的にプロのケアが必要です‼️
「自分に合ったメインテナンス間隔ってどのくらいなんだろう?」と疑問に思われた方、ぜひ当院スタッフにご相談くださいませ✨
最後まで読んでいただきありがとうございました☺️
(次回、当院通院中の患者様のご厚意により、「昔からセルフケアはほぼ完璧な状態だったけど、久々に歯医者にきたら歯周病が進行していた・・・」という内容で、実際のお口の中の写真等を使わせていただきながら、セルフケアとプロフェッショナルケアの重要性をお伝えしたいと思います‼️乞うご期待‼️😁)
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