失活歯(神経が死んでしまった歯、神経を取った歯)の変色でお困りの方へ
- 2022.09.25
- #ブログ
皆さん、こんにちは!
すっかり秋めいて、過ごしやすい季節になってきましたね♪🍁
さて、今日はタイトル通り、
「失活歯の変色」
に対する当院での治療法についてお話ししたいと思います💡
何らかの事情があって、歯の神経が死んでしまったり、神経を取らなければならなくなったりして、根の治療を行ったことがある方、いらっしゃると思います。
治療が終わった直後は良いのですが、時間と共に、
「歯の色が他の歯と比べて黒っぽくなってきた!😱」
という経験をされている方、いらっしゃるのではないでしょうか??
奥歯であれば、そんなに気にはならないかもしれませんが、前歯の変色は気になってしまいますよね・・・。
「何か解決法はないの!?」
ということで・・・
解決方法はあります‼️
解決方法は何種類かありますので、症例写真も交えながら、ご紹介していきますね☝️
(患者様に同意をいただいた上で、写真を使用させていただいております。ご協力に心より感謝いたします🙇♂️)
まずは1つ目💡
【インターナルブリーチ】
という方法です🦷
これは、歯を内側と外側から漂白(ホワイトニング)する方法になります。

初診時はこの状態でした。
右上の前歯の変色と、以前に詰めた白い詰め物の変色が気になるとのことで、
・インターナルブリーチ
・ダイレクトボンディング
・全体のホワイトニング(Namara Whiteningを使用)
で対応しました。
まずは、Namara Whiteningでご希望の白さになるまで全体のホワイトニングをしていただきました。
(失活歯も多少は白くなりますが、もともとの色の差があること&生活歯と比べると薬剤に対する反応が悪いので、これだけでは、同じ白さにはなりません。)

施術中はこんな感じです📸
表側と神経の治療をした時に穴を開けた部分からお薬を入れて、漂白していきます✨
ご希望の白さになったら、変色してしまった詰め物もダイレクトボンディングにて詰め替えさせていただき、治療完了です👍✨
(表面につ詰め物が入っていない場合、裏側の漂白剤をいれていたスペースのみ詰め物で埋めて治療終了になります)

かなり自然な感じになりました♪
<インターナルブリーチの金額、メリットとデメリットは以下になります>
金額:初回 ¥19,700-/本(2回目は¥7,700-)
◯歯を削る量が少ない(見えるところに詰め物がなければ、基本的に削るのは裏側の薬剤を入れるスペースのみ)
△後戻りする
△何度も繰り返すと歯の強度が下がる可能性がある
△希望通りの白さにならないことがある
△詰め物や被せ物が入っている部分は白くならない
<ダイレクトボンディングの金額、メリットとデメリットは以下になります>
金額:¥33,000-/本
◯被せ物と比べて歯を削る量が少ない
◯審美性を回復できる
◯詰め替えることが可能(修理が比較的容易)
△プラスチックなので長期的は変色が起こる
△セラミックと比較するとプラークが付着しやすい
△強度は天然歯やセラミック に比較して劣る
長くなりましたが、次は2つ目の方法です💡
【セラミッククラウン】
による治療になります。クラウンと呼ばれる被せ物(いわゆる差し歯?)で審美性を回復する方法になります。

こちらの方は、神経を取った前歯の色が気になること、全体的に歯を白くしたいとのことでご相談をいただきました。
右上の前から2番目の歯が神経の治療をされており、他の歯と比較して少しトーンダウンしています。
それぞれの治療法のメリットとデメリットをお伝えした上で、
・セラミッククラウン(ジルコニア)
・全体のホワイトニング(Namara Whiteningを使用)
による治療を行いました。
前の症例同様、まずはNamara Whiteningで全体のホワイトニング。
希望の白さになるまで行っていただきました🦷
そして、その色に合わせて変色してしまった前歯を削らせていただき、型取り、歯科技工士さんに製作していただいたクラウンをセットする、という流れになります。

かなり自然になりました♪
<セラミッククラウンの金額、メリットとデメリットは以下になります>
・金額:¥121,000-/本(※前歯の場合)
◯審美性が高く、色調の後戻りがない
◯プラークがつきにくい
◯強度が高い
△歯の切削量が多い(一度削った歯は元に戻りません)
△噛み合わせの力が強い方、歯ぎしり・食いしばりのある方は割れる可能性がある(フルジルコニアの場合は通常のセラミッククラウンと比較して割れにくいです)
さて、今回は、失活歯の変色に対する見た目の改善方法として
・インターナルブリーチによる方法
・セラミッククラウンによる方法
の2種類を紹介させていただきました💡
(その他、ラミネートベニアやダイレクトベニアという方法もありますが、どんな治療法で見た目を改善するのか、それぞれの歯の状態に応じて要相談となります🙇♂️)
ご不明な点などありましたら、お気軽にご相談いただければと思います🤗
Writerこの記事を書いたメンバー
